「20歳未満でヘリコバクター・ピロリ除菌治療を受けた方の除菌後胃がん発生の調査」のご協力のお願い
日本ヘリコバクター学会
理事長 村上和成
若年者ヘリコバクター感染に関する委員会
委員長 奥田真珠美
胃がんの主な原因はピロリ菌感染であることが明らかになり、除菌治療が実施されていますが、除菌後胃がん発生は稀ではないため除菌後の内視鏡フォローが勧められています。しかし、青少年期の除菌治療について除菌後胃がん発生の報告は極めて少なく、発生時期や病態などは明らかになっていません。
日本では1997年に小児期の H. pylori 診療に関するガイドラインが作成され、小児に対する除菌治療が実施されております。その後、数千名の未成年者が除菌治療を受けていると想定されますが、除菌後内視鏡フォローについては実施されていない場合がほとんどと考えられます。
このような背景から、本学会若年者ヘリコバクター感染に関する委員会では「20歳未満でヘリコバクター・ピロリ除菌治療を受けた方の除菌後胃がん発生の調査」を実施することにいたしました。本学会会員の皆様には、ぜひ、本調査にご参加いただきますようお願いいたします。
本調査にご協力いただけます場合は、まず2025年2月28日までに一次調査アンケートにご回答ください。もし、20歳未満で除菌をした方の除菌後胃がん発症例を診断もしくは治療をしたことがない場合も、お手数ですが『いいえ』のご回答を入力、送信していただきますようお願いいたします。
- 一次調査回答フォーム https://forms.gle/gDSAoASDKFrvEbxM6
※回答時間は5分程度、回答締切は2025年2月28日まで
※20歳未満で除菌をした方の除菌後胃がん発症例を診断もしくは治療をしたことがない場合もご回答ください。 - 二次調査回答フォーム https://forms.gle/EoLT347HzB3jbm7S6
※回答締切は2025年3月31日まで
※二次調査で必要な場合は情報公開文をご利用ください。
本調査は兵庫医科大学倫理審査委員会の承認を経て学長許可を得て実施しています(研究実施許可書)。自由意思(任意)のもとにご協力をお願いするものです。万が一、ご協力いただくことが難しい場合でも、先生方に不利益が生じることはございません。
大変お忙しい中、申し訳ありませんが、どうぞ宜しくお願いいたします。
《お問い合わせ先》
令和6年度科学研究費助成事業 基盤研究(C) 課題番号24K11180
「中学生ピロリ菌検査の検証:検査の精度と除菌治療後フォロー体制の確立に向けて」
兵庫医科大学小児科教授 奥田真珠美
E-mail mash0807@hyo-med.ac.jp