新規申請
日本ヘリコバクター学会認定医制度発足について
日本ヘリコバクター学会の改訂「H. pylori感染の診断と治療のガイドライン」(2009年)では「H. pylori感染症」を、十分な科学的根拠があり除菌を行うよう強く勧められるとした。これによりすべてのH. pylori感染者が除菌適応となったが、臨床現場では患者個々においてその適用は異なる可能性が高い。現在、除菌療法の保険適用は胃潰瘍、十二指腸潰瘍のみであるが、今後、保険外診療が増加することが予想されるため、診察者は消化器内科のみならず細菌学や疫学、病理学などの広い知識が必要となる。
そこでH. pylori感染症の診断と治療を適確に行える医師を養成するため、日本ヘリコバクター学会は認定医制度を発足する。認定医には、除菌療法に関する一般市民の不安や疑問また実地医家からの診療上の問題や疑問について、相談可能な医師として活動していただくこととした。
この認定医制度は、実地医家によるH. pylori感染の診断や治療に制限を加えるものではなく、H. pylori感染症の適切な診療がスムーズに行われることを期待して計画された。
新規申請要件
2024年度より、申請資格要件が下記の通り変更になりました。医師免許取得後、2年間の初期研修を終えた方は受験が可能になります。
H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医制度規定
第8条
認定医を申請できる者は下記の通りとする。
1.日本国の医師免許証を有し、2年間の初期研修を終えた後3年以上の診療実績を有する者、あるいはそれに相当する研修を終了した者。
1.日本国の医師免許証を有し、2年間の初期研修を終えた者、あるいはそれに相当する研修を終了した者。
日本ヘリコバクター学会「H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医」制度規定 第8条 認定医を申請できる者は下記の通りとする。
- 日本国の医師免許証を有し、2年間の初期研修を終えた者、あるいはそれに相当する研修を終了した者。
- 学会の会員であり、会費を完納していること。
- 学会主催の教育講演会に参加していること(過去3年間に1回以上)。
- 学会学術集会へ出席していること(過去3年間に1回以上)。
- 認定の手続(第9条の「認定方法」をいう)を満たしていること。
- 認定試験に合格した者。
2025年度新規申請について
申請については、「H. pylori (ピロリ菌)感染症認定医申請要綱」をご確認ください。
※2025年度認定試験は、現地開催のみ(2025年7月13日)を予定しております。
認定医申請書類は下記のファイルをご利用ください。
※認定医申請書類は、認定医筆記試験合格後、2025年8月22日(金)(消印有効)までに学会事務局宛てご提出ください。
認定医取得の流れ
① 大会前
2025年6月20日(金)17:00まで | 本学会HPより認定試験に申込み・受験手数料の振込 |
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② 受験料振込後
申込み後~2025年6月下旬 | 教育講演会および認定試験の案内、受験票を受け取る |
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③ 当日
2025年7月13日(日) | 受験票に顔写真を貼り付け、身分証とともに持参、教育講演会を受ける・認定試験を受ける |
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④ 試験後約2週間後
2025年7月下旬予定 | HPで合否を確認 |
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⑤ 合格発表後~申請締切
2025年8月22日(金)消印有効 | 申請書類を提出(書類審査) |
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⑥ 書類審査・理事会承認後
2025年9月下旬(予定) | 書類審査通過の連絡を受け、認定手数料を振込 |
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⑦ 振込確認後
2025年10月下旬予定 | 認定証発送・認定医登録(2025年11月1日付)完了 |
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このフローチャートはあくまでおおまかな流れのみを掲載しております。
詳細につきましては必ず申請要綱をご覧ください。
また、このフローチャートは目安となりますので変更となる場合がございます。
認定手数料
認定手数料は20,000円となります。(既納の手数料は返却しません。)
手数料のお支払い方法については、審査終了後に事務局よりご連絡致しますので、案内に従って納入して下さい。
認定医更新について
認定医更新については下記をご覧ください。